Timeoutディレクティブ:リクエストやレスポンスの送信が失敗するまでの待ち時間

Timeout ディレクティブはクライアントからのリクエストを受け取り終わるまでの待ち時間や、クライアントに対してレスポンスの送信が完了するまでの待ち時間を設定します。 Timeout ディレクティブで設定した時間を超えた場合はリクエストが失敗します。ここでは Apache の Timeout ディレクティブの使い方について解説します。

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Timeoutディレクティブの使い方

Timeout ディレクティブはリクエストやレスポンスの送信が失敗するまでの待つ時間を設定します。書式は次のとおりです。

Timeout 秒数

記述できる場所は httpd.conf, VirtualHost です。

デフォルトでは 60 秒に設定されています。例えば 120 秒に変更する場合は次のように記述してください。

Timeout 120

httpd.conファイルでの記述

TimeOut ディレクティブについては httpd.conf ファイルではなく extra/httpd-default.conf ファイルに記述されています。

TimeOutディレクティブの使い方(1)

httpd-default.conf ファイルの中には Timeout ディレクティブについて次のように記述されています。

#
# Timeout: The number of seconds before receives and sends time out.
#
Timeout 60

デフォルトでは httpd.conf ファイル内で extra/httpd-default.conf ファイルを読み込んでいません。

# Various default settings
#Include conf/extra/httpd-default.conf

先頭の # を削除して httpd.conf ファイルで extra/httpd-default.conf ファイルを読み込むように変更したうえで、 extra/httpd-default.conf ファイルで Timeout ディレクティブの設定を変更するか、直接 httpd.conf ファイルのいずれかの場所に Timeout ディレクティブの設定を記述してください。

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Apache の Timeout ディレクティブの使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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