ServerAdminディレクティブ:連絡先メールアドレスまたは参照先URLの設定

ServerAdmin ディレクティブは Apache がエラー表示を行う場合などに問い合わせ先となる連絡先メールアドレスまたは参照先 URL を設定するのに使用します。ここでは Apache の ServerAdmin ディレクティブの使い方について解説します。

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ServerAdminディレクティブの使い方

ServerAdmin ディレクティブは Apache がエラー表示を行う場合などに、問い合わせ先となる連絡先メールアドレスを表示する時に使われます。書式は次のとおりです。

ServerAdmin メールアドレス|URL

記述できる場所は httpd.conf, VirtualHost です。

メールアドレスまたは問い合わせ先などが記述された URL を記述します。URL を掲載する場合はこの設定ファイルが使われている Apache のサーバとは別のサーバの URL を記述する点に注意してください。 Apache に障害発生時などに問い合わせ先などが記載された URL が同じ Apache のサーバだと結局連絡ができなくなってしまいます。

メールアドレスを記述する場合は例えば次のように記述します。

ServerAdmin contact@example.com

URL を記述する場合は例えば次のように記述します。

ServerAdmin https://www.example.com/contact.html

httpd.conファイルでの記述

httpd.conf ファイルにはデフォルトで次のように記述されています。

#
# ServerAdmin: Your address, where problems with the server should be
# e-mailed.  This address appears on some server-generated pages, such
# as error documents.  e.g. admin@your-domain.com
#
ServerAdmin admin@example.com

デフォルトの値はインストール時に指定した管理者のメールアドレスが設定されています。サーバに問題が発生した場合の連絡先メールアドレスを別に用意された場合に ServerAdmin ディレクティブに設定されてください。

この設定の状態で Apache にアクセスしたときに Internal Server Error が発生すると、次のように ServerAdmin に設定したメールアドレスが表示されます。

ServerAdminディレクティブの使い方(1)

ServerAdminディレクティブの使い方(2)

次に httpd.conf ファイルを編集し、 ServerAdmin ディレクティブに対して URL を記載してみます。

#
# ServerAdmin: Your address, where problems with the server should be
# e-mailed.  This address appears on some server-generated pages, such
# as error documents.  e.g. admin@your-domain.com
#
ServerAdmin https://www.example.com/contact.html

この設定の状態で Apache にアクセスしたときに Internal Server Error が発生すると、次のように ServerAdmin に設定した URL が表示されます。

ServerAdminディレクティブの使い方(1)

ServerAdminディレクティブの使い方(2)

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Apache の ServerAdmin ディレクティブの使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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