logresolve:ログに記録されたIPアドレスをホスト名に変換する
Apache のログに IP アドレスを記録するように設定していた場合に、あとから一括で IP アドレスをホスト名に変更するためのツールとして logresolve.exe が用意されています。ここではログに記録された IP アドレスをホスト名に変換する logresolve ツールの使い方について解説します。
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logresolveツールの使い方
ログのフォーマットとしてアクセス元のホスト名を記録するように指定することもできますが、 IP アドレスで記録した場合にあとから一括してホスト名に変換するための logresolve ツールが用意されています。 Apache をインストールしたディレクトリの中の bin ディレクトリの中に含まれています。
使い方は次の通りです。
logresolve < 対象ログファイル
変換したログが標準出力に表示されます。これを別のファイルに保存する場合には次のように実行して下さい。
logresolve < 対象ログファイル > 変換後ログファイル
それでは実際に試してみます。コマンドプロンプトを起動したあと bin ディレクトリに移動してから次のように実行してください。(下記はログファイルが (Apacheをインストールしたディレクトリ)\logs\access.log にある場合です)。
logresolve < ..\logs\access.log > ..\logs\resolve.log
ログファイルが置かれているディレクトリに logs/resolve.log ファイルが新規に作成されました。
ローカルで動作している Apache のアクセスログなので、アクセス元 IP アドレスが ::1 しかなくあまりいい例ではありませんが、変換元の access.log と変換後の resolve.log を比較してみると IP アドレスがホスト名に変換されていることが確認できます。
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ログに記録された IP アドレスをホスト名に変換する logresolve ツールの使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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