ディレクトリの作成(MD, MKDIR)
MD コマンドまたは MDIR コマンドを使用すると新しいディレクトリを作成することができます。ここではコマンドプロンプトにおける MD コマンドおよび MKDIR コマンドの使い方について解説します。
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MDコマンドの使い方
MD コマンドを実行すると新しいディレクトリを作成することができます。書式は次の通りです。
MD [ドライブ:]パス
MD コマンドの引数として作成するディレクトリのパスを指定します。パスは相対パスでも絶対パスでも指定できます。
なお MKDIR コマンドを使っても同じ結果となります。
MKDIR [ドライブ:]パス
新しいディレクトリを作成する
例としてカレントディレクトリが c:\test の時に report ディレクトリを作成するには次のように実行します。
md report
コマンド実行後にディレクトリを確認してみると reort ディレクトリが作成されているのが確認できます。
※ TREE コマンドはディレクトリ構造を表示するコマンドです。詳しくは「ディレクトリ構造をツリー形式で表示(TREE)」で解説します。
なおすでに存在するディレクトリを作成しようとすると「サブディレクトリまたはファイル xxx は既に存在します。」と表示されます。
パスの中間ディレクトリを自動で作成する
例えば aaa\bbb\ccc ディレクトリのような階層が深いディレクトリを作成する場合、中間のディレクトリが存在していない場合は自動で作成します。つまり次の2つは同じ結果となります。
md aaa\bbb\ccc
md aaa
cd aaa
md bbb
cd bbb
md ccc
ではカレントディレクトリが c:\test の時に aaa\bbb\ccc ディレクトリを作成してみます。
md aaa\bbb\ccc
それでは実際にディレクトリが作成されたかどうか確認してみます。
中間ディレクトリである aaa ディレクトリも bbb ディレクトリもすべて作成されていることが確認できました。
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MD コマンドを使って新しいディレクトリを作成する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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