数値を記述する
数値は加算や減算などの計算を行うときに使用します。また繰り返し処理の中で回数をカウントするときなどにも利用します。プログラムの中で数値を記述する場合は 1 や 24 などのように直接記述します。ここでは C 言語のプログラムの中で数値を記述する方法について解説します。
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目次
数値を記述する
数値は計算を行ったり繰り返し処理をする場合のカウントを行ったりする場合に利用されます。文字として '1' や '2' を表した場合は単に数値の計上をした文字でしたが、数値として扱う場合には四則演算などを行うことができます。
C 言語のプログラムの中で数値を表現する場合にはそのまま記述します。
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数値は大きく分けると整数のものと小数点を含む実数に分けることができます。実数は浮動小数点数と呼びます。よく使われる言葉ですので覚えておいて下さい。
整数を表す場合、 10 進数であればそのまま記述しますが 8 進数の場合は先頭に 0
を付けて記述し、 16 進数の場合は先頭に 0x
を付けて記述します。
25 10 進数 045 8 進数 0x3E 16 進数
数値を使った計算などについては、また別のページで詳しく見ていきます。ここでは数値を画面に表示する方法を確認しておきます。数値を画面に表示するには次のように記述を行います。(詳細は別のページで確認しますので、ここでは単に見ておいて下さい)。
printf("%d\n", 整数); printf("%f\n", 浮動小数点数);
整数を表示する場合には %d
を使います。また浮動小数点数を表示する場合には %f
を使います。
例えば 10 や 3.14 という数値を出力するには次のように記述します。
printf("%d\n", 10); printf("%f\n", 3.14);
では実際に試してみます。
#include <stdio.h> int main(void){ printf("%d\n", 10); printf("%f\n", 3.141); printf("%f\n", 250.2); return 0; }
上記を「test4-1.c」の名前で保存します。まずコンパイルを行います。
コンパイルが終わりましたら「test4-1」と入力して実行します。
整数はそのまま表示されますが、浮動小数点の場合には小数点以下が6桁まで0詰めで表示されます。
計算結果を表示
数値が文字と大きく異なる点として計算を行うことができます。四則演算は別のページで詳しく見ていきますが、ここでは簡単な例と結果だけを見てください。
下記のサンプルでは数値をそのまま表示する代わりに「10 + 8」の足し算の結果と「7 * 5」の掛け算の結果を表示しています。
#include <stdio.h> int main(void){ printf("%d\n", 10 + 8); printf("%d\n", 7 * 5); return 0; }
上記を「test4-2.c」の名前で保存します。まずコンパイルを行います。
コンパイルが終わりましたら「test4-2」と入力して実行します。
今回のサンプルでは「10 + 8」の結果である「18」と「7 * 5」の結果である「35」が表示されています。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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