算術演算子

足し算や掛け算などの四則演算を行うときに使用するのが算術演算子です。ここでは C 言語における算術演算子の使い方について解説します。

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算術演算子の種類

演算子の中でも四則演算などを行う算術演算子には次のような種類があります。

演算子名前記述例意味
+加算a + ba に b を加える
-減算a - ba から b を引く
*乗算a * ba に b をかける
/除算a / ba を b で割る
%剰余a % ba を b で割った余り

使用方法としては次のようになります。

8 + 3
4 * 7

例えば「8 + 3」と書かれた部分は 11 と演算された結果を書いた時と同じ扱いになります。そこで今までのサンプルのように printf 関数を使って演算結果を画面に表示させることもできます。

printf("%d\n", 8 + 3);
printf("%d\n", 4 * 8);

このように数値などを記述していた箇所に演算が書かれていた場合は、その演算を行った結果を記載した場合と同じです。

変数に演算結果を格納する

演算結果を変数に格納することもできます。例えば次のように記述します。

int sum;
sum = 8 + 3;

上記では「8 + 3」と言う演算を行った結果を = 演算子の左側にある変数 sum に格納します。結果として変数 sum には 11 が格納されます。先に「8 + 3」と言う演算が行われますので次のように記述された場合と同じです。

int sum;
sum = 11;

= も演算子の一つですが、 += では + 演算子の方が優先順位が高いため先に加算が行われ、その後で代入が行われています。演算子の優先順位は別のページで詳しく見ていきます。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成します。

#include <stdio.h>

int main(void){
  int sum;

  printf("5 + 4 = %d\n", 5 + 4);
  printf("6 - 2 = %d\n", 6 - 2);
  printf("3 * 2 = %d\n", 3 * 2);
  printf("9 / 4 = %d\n", 9 / 4);
  printf("9 %% 4 = %d\n", 9 % 4);

  sum = 10 + 8;
  printf("sum = %d\n", sum);

  return 0;
}

テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.c という名前で保存します。(文字コードは UTF-8(BOM付き) です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで最初にコンパイルを行います。

cl sample.c

算術演算子(1)

コンパイルが終わりましたら、次のように実行してください。

sample

算術演算子(2)

算術演算子を使った演算を行った結果を画面に出力しました。

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C 言語における算術演算子の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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