LARGE関数:上から数えて指定の番目の値を取得する
LARGE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、複数の数値のデータの中で上から数えて指定の番目の値を取得します。ここでは Excel における LARGE 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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LARGE関数の定義
LARGE
関数は対象のデータを降順に並び替えたあと、上から指定した番目のデータを取得します。
1 番目の引数に数値または数値が入力されている配列またはセル範囲を指定します。 2 番目の引数には取得するデータの番目を指定します。例えば順位に 2 を指定した場合は、元のデータを降順に並び替えたあとで上から 2 番目のデータを取得します。
例えば 1 番目の引数として B1:B4 のようにセル範囲を指定し、それぞれのセルに 12, 9, 17, 5 の値がそれぞれ入力されているとします。 2 番目の引数として 2 を指定した場合、 上から 2 番目に大きい 12 を取得します。
=LARGE(B1:B4,2) --> 12
なお数値以外の文字列や論理値などが入力されたセルや、空のセルは無視されます。
LARGE関数の使い方
それでは実際に LARGE
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
C3:C9 の範囲にある成績データの中で、高いものから順番に 1 位から 3 位までの成績を取得してみます。 F3 セルに次のように入力しました。
=LARGE($C$3:$C$9,E3)
1 番目の引数に対象のセル範囲を絶対参照で指定しています。 2 番目の引数には取得する順位が入力されている E3 セルを指定しています。
Enter
キーを押すと F3 セルには次のように表示されます。
F4 セルと F5 セルにも同じように数式を入力しました。
対象のデータの中で点数が高いものから順番に 1 位から 3 位までの成績を取得することができました。
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Excel における LARGE 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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