GEOMEAN関数:相乗平均(幾何平均)を取得する

GEOMEAN 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した複数の数値の相乗平均を取得します。ここでは Excel における GEOMEAN 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007

x

(Last modified: )

GEOMEAN関数の使い方

GEOMEAN 関数は引数に指定した複数の数値の相乗平均(幾何平均とも呼ばれます)を取得します。

GEOMEAN(数値1,数値2,...)

引数に対象となる数値を指定してください。最大で 255 個の引数を指定できます。セル範囲を指定した場合は、セル範囲に含まれるセルに入力された数値が対象となります。

相乗平均は次のような式で取得することができます。

GEOMEAN関数の使い方(1)

例えば引数として 40, 52, 68 を指定した場合、 相乗平均は 52.10236247 を返します。

=GEOMEAN(40,52,68)
--> 52.10236247

GEOMEAN関数のサンプル

それでは実際に GEOMEAN 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

GEOMEAN関数のサンプル(1)

相乗平均を表示する D8 セルを選択し、次のように入力しました。 GEOMEAN 関数の引数に相乗平均を取得する対象のセル範囲として D4:D6 を指定します。

=GEOMEAN(D4:D6)

GEOMEAN関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 D8 セルには次のように表示されます。

GEOMEAN関数のサンプル(3)

引数に指定したセル範囲に含まれる 3 つの数値の相乗平均を取得し D8 セルに表示しました。

-- --

Excel における GEOMEAN 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

プロフィール画像

著者 / TATSUO IKURA

これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。