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DEC2OCT関数：10進数を8進数に変換する
DEC2OCT 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した 10 進数の形式で記述された数値を 8 進数の形式の文字列に変換します。ここでは Excel における DEC2OCT 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン ： 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
※ 公式サイトでの解説 ： DEC2OCT 関数
(Last modified: )
DEC2OCT関数の使い方
DEC2OCT 関数は 10 進数の形式で記述された数値を 8 進数の形式の文字列に変換します。
DEC2OCT(数値,桁数)
1 番目の引数に対象の数値を指定します。数値は 10 進数の形式で記述します。指定可能な数値の範囲は -536,870,912 から 536,870,911 の間の数値です。
2 番目の引数には戻り値の桁数を指定します。例えば 2 進数に変換した戻り値が "715" だった場合、 2 番目の引数を省略した場合は "715" が返されますが、 2 番目の引数に例えば 5 を指定した場合は 0 で補って "00715" という文字列が返されます。なお戻り値の値が 4 桁なのに 2 番目の引数に 3 を指定するなど必要な桁数よりも小さい値を指定すると #NUM! エラーが発生します。
例えば 1 番目の引数に 25 を指定すると、戻り値は "31" になります。
=DEC2OCT(25) --> 31
1 番目の引数に 25 を指定し、 2 番目の引数に 4 を指定すると、戻り値は "0031" になります。
=DEC2OCT(25,4) --> 0031
1 番目の引数に -118 を指定すると、戻り値は "7777777612" になります。
=DEC2OCT(-118) --> 7777777612
DEC2OCT関数のサンプル
それでは実際に DEC2OCT 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
8 進数に変換した結果を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。変換する対象の数値として B3 を指定しています。今回 2 番目の引数の桁数は省略しました。
=DEC2OCT(B3)
Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
C4 セルから C8 セルに対しても同じように DEC2OCT 関数を入力すると、次のように表示されました。
関数の挿入を使ってDEC2OCT関数を入力する
DEC2OCT 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。
「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「DEC2OCT」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。
「関数の引数」ダイアログが表示されたら、 1 番目の引数に 8 進数に変換する対象となる数値が入力されたセルを指定します。 1 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。
ダイアログの 1 番目の引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。
次に 2 番目の引数に結果の桁数を指定します。 2 番目の引数を入力するテキストボックスをクリックして選択してから今回は 4 を直接入力しました。
引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。
最初に選択したセルに DEC2OCT 関数が入力され、対象の 10 進数で記述された数値を 8 進数に変換して文字列として取得した結果がセルに表示されます。
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Excel における DEC2OCT 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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