ERROR.TYPE関数:エラー値の種類を確認する

ERROR.TYPE 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定したエラー値の種類を確認します。ここでは Excel における ERROR.TYPE 関数の使い方について解説します。

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ERROR.TYPE関数の使い方

ERROR.TYPE 関数は引数に指定した値のエラーの種類を確認します。

ERROR.TYPE(エラー値)

引数に指定したエラー値がどのような種類のエラー値なのかを取得します。判別できるエラー値とその時に返される戻り値は次の通りです。

エラー種類戻り値
#NULL!1
#DIV/0!2
#VALUE!3
#REF!4
#NAME?5
#NUM!6
#N/A7
#GETTING_DATA8

引数に指定した値がエラー値でなかった場合は #N/A エラーが返されます( #N/A エラーに対応した 7 が返さるわけではなく、 #N/A エラーとなります)。引数に指定したセルに数式が入力されている場合は、その数式の結果に対して種類を取得します。

Excel 上で色々なデータを入力した上で ERROR.TYPE 関数を使ってエラーの種類を確認すると次のように表示されました。

ERROR.TYPE関数のサンプル(1)

なお C11 セルでは引数に指定した値がエラー値ではありません。この場合は ERROR.TYPE 関数は #N/A エラーを返します。

ERROR.TYPE関数のサンプル

それでは実際に ERROR.TYPE 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

ERROR.TYPE関数のサンプル(1)

取得した結果を表示する F3 セルを選択し、次のように入力しました。引数に対象となる E3 セルを指定しています。

=ERROR.TYPE(E3)

ERROR.TYPE関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 F3 セルには次のように表示されます。

ERROR.TYPE関数のサンプル(3)

対象の F3 セルに入力されている値がエラー値ではなかったので、エラー値でない値を表す #N/A を戻り値として表示しました。

F4 セルから F7 セルに対しても同じように ERROR.TYPE 関数を入力すると、次のように表示されました。

ERROR.TYPE関数のサンプル(4)

対象の値がエラー値ではない場合は #N/A エラー、対象の値がエラー値の場合はエラーの種類に応じた数値が戻り値として表示されました。

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Excel における ERROR.TYPE 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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