INFO関数:現在の操作環境に関する情報を取得する

INFO 関数は Excel で用意されている関数の一つで、現在の操作環境に関する情報を取得します。開いているワークシートの数や Excel を動かしている OS に関する情報、 Excel のバージョンなどを取得することができます。ここでは Excel における INFO 関数の使い方について解説します。

※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007

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INFO関数の使い方

INFO 関数は現在の操作環境の情報を取得します。

INFO(検査の種類)

引数に取得する情報の種類を合わす文字列を指定します。引数に指定可能な検索の種類は次の通りです。

検査の種類戻り値
"directory"カレント ディレクトリ(フォルダー)のパス名
"numfile"開いているブック内のワークシートの数
"origin"現在ウィンドウに表示されている範囲の左上隅の絶対セル参照が "$A:" で始まる文字列として返されます
"osversion"現在使用されているOSのバージョン
"recalc"現在設定されている再計算のモード("自動" または "手動")
"release"Excel のバージョン
"system"オペレーティング環境の名前:Macintosh="mac"、Windows="pcdos"

戻り値は "numfile" を指定した場合は数値が返されますが、それ以外を指定した場合は文字列が返されます。

例えば引数に "osversion" を指定した場合、 "Windows (32-bit) NT 10.00" が返されました。

=INFO("osversion")
--> Windows (32-bit) NT 10.00

例えば引数に "release" を指定した場合、 "16.0" が返されました。

=INFO("release")
--> 16.0

INFO関数のサンプル

それでは実際に INFO 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

INFO関数のサンプル(1)

取得した結果を表示する C2 セルを選択し、次のように入力しました。引数に対象となる B2 セルを指定しています。

=INFO(B2)

INFO関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 C2 セルには次のように表示されます。

INFO関数のサンプル(3)

C3 セルから C8 セルに対しても同じように INFO 関数を入力すると、次のように表示されました。

INFO関数のサンプル(4)

対象の値がエラー値ではない場合は #N/A エラー、対象の値がエラー値の場合はエラーの種類に応じた数値が戻り値として表示されました。

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Excel における INFO 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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