DEGREES関数:ラジアン単位の角度を度単位に変換する
DEGREES 関数は Excel で用意されている関数の一つで、ラジアン単位で表されている角度を度単位に変換します。ここでは Excel における DEGREES 関数の使い方について解説します。
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DEGREES関数の使い方
DEGREES
関数はラジアン単位で表されている角度を度単位に変換します。
DEGREES(角度)
引数に角度をラジアン単位で指定します。戻り値として角度を度単位で返します。
角度はラジアン単位であれば 0 から 2π ( π
は円周率の π
= 3.141592654・・・ です)の範囲で表しますが、度単位の場合は 0° から 360° の範囲で表すことができます。ラジアン単位で π
なら度単位で 180° 、 1/2π なら 90° 、 2π なら 360° となります。
ラジアン単位 | 度単位 |
---|---|
π/6 (=0.523598776) | 30 |
π/4 (=0.785398163) | 45 |
π/3 (=1.047197551) | 60 |
π/2 (=1.570796327) | 90 |
π (=3.141592654) | 180 |
2π (=6.283185307) | 360 |
よってラジアン単位で 3.141592654 の値を度単位に変換するには DEGREES(3.141592654)
として取得し、ラジアン単位で 1.570796327 の値を度単位に変換するには DEGREES(1.570796327)
として取得します。
=DEGREES(3.141592654) --> 180 =DEGREES(1.570796327) --> 90.00000001
なお DEGREES
関数とは逆に度単位の値からラジアン単位の値を取得するには RADIANS
関数を使用します。 RADIANS
関数について詳しくは「RADIANS関数:度単位の角度をラジアン単位に変換する」を参照されてください。
DEGREES関数のサンプル
それでは実際に DEGREES
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
結果を表示する C3 セルに次のように DEGREES
関数を入力します。引数にラジアン単位の角度が入力されたセルを指定します。
=DEGREES(B3)
Enter
キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
C4 セルから C7 セルについても同じように DEGREES
関数を入力しました。
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Excel における DEGREES 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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