ATANH関数:ハイパボリックアークタンジェント(双曲線逆正接)を取得する
ATANH 関数は Excel で用意されている関数の一つで、指定した数値のハイパボリックアークタンジェント(双曲線逆正接)を取得します。ここでは Excel における ATANH 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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ATANH関数の使い方
ATANH
関数は指定した数値のハイパボリックアークタンジェント(双曲線逆正接)を取得します。
ATANH(数値)
引数に数値を実数で指定します。戻り値としてハイパボリックアークタンジェント(双曲線逆正接)を返します。数値は -1 < x < 1 の範囲で指定する必要があり、この範囲外の数値を指定すると #NUM!
エラーとなります。
ハイパボリックアークタンジェント(双曲線逆正接)は次のように定義されます。( e
は自然対数の底です)。
例えば引数として 0.5 を指定した場合、戻り値として 0.549306144 を取得します。
=ATANH(0.5) --> 0.549306144
ATANH関数のサンプル
それでは実際に ATANH
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
ハイパボリックアークタンジェントを表示する C3 セルに次のように ATANH
関数を入力します。 1 番目の引数に対象の数値が入力された B3 セルを指定します。
=ATANH(B3)
Enter
キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
C4 セルから C15 セルについても同じように ATANH
関数を入力しました。
ATANH関数を使ってハイパボリックアークタンジェントのグラフを作成する
ATANH
関数を使ってハイパボリックアークサインのグラフ y = atanhx を作成してみます。まず x の値として 0.95 から -0.95 までの値を入力しました。
指定した数値に対する ATANH
を取得するため =ATANH(B3)
と入力します。
同じ計算式を他のセルにも入力していきます。
それではグラフを作成します。作成したデータをすべて選択し、そのあとで「挿入」タブをクリックしてください。
リボンが表示されたら「グラフ」グループの中の「散布図(X,Y) またはバブルチャートの挿入」をクリックしてください。
表示されたグラフの一覧の中から「散布図(平滑線)」をクリックしてください。
ASINH
関数を使って y = asinhx のグラフが作成できました。
※ Excel で散布図のグラフを作成する方法について詳しくは「散布図の使い方」を参照されてください。
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Excel における ATANH 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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