T関数:引数が文字列の場合は文字列、文字列以外の場合は空白文字を返す
T 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した値が文字列だった場合はその文字列をそのまま返し、文字列以外だった場合は空白文字を返します。ここでは Excel における T 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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T関数の使い方
T
関数は引数に指定した値が文字列の場合は文字列をそのまま返し、文字列以外だった場合は空白文字を返します。
T(値)
引数に文字列かどうかを調べる値を指定します。
例えば対象の文字列として "APPLE" を指定した場合、結果として "APPLE" が返されます。
=T("APPLE") --> APPLE
対象の文字列として 452 を指定した場合、結果として "" が返されます。
=T(452) -->
公式ヘルプによると「数式中の値は必要に応じて自動的に変換されるため、数式の中で T
関数を使用する必要はほとんどありません。 この関数は、他の表計算プログラムとの互換性を維持するために用意されています。」と記載があります。
T関数のサンプル
それでは実際に T
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象となる数値を次のように入力しました。
取得した文字列を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 T
関数の引数には対象の数値として B3 セルを指定しました。
=T(B3)
Enter
キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。
同じように C4 セルから C7 セルに対しても同じように T
関数を入力すると次のように表示されました。
C7 セルは数値を文字列として入力しているため、そのままの文字列が戻り値として返されました。
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Excel における T 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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