LEFTB関数：左端から指定したバイト数だけ文字列を取得する
LEFTB 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した文字列の左端から指定したバイト数分だけ文字列を取得します。半角文字であれば 1 文字が 1 バイト、全角文字の場合は 1 文字が 2 バイトとなります。ここでは Excel における LEFTB 関数の使い方について解説します。
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LEFTB関数の使い方
LEFTB 関数は文字列の左端から指定したバイト数分だけ文字列を取得します。
LEFTB(文字列[,バイト数])
1 番目の引数には文字列または文字列が含まれるセルを指定します。文字列を指定する場合はダブルクォーテーションで囲んで指定してください。 2 番目の引数には取得するバイト数を表す数値または数値が含まれるセルを指定します。省略した場合は 1 が指定されたものとして扱われます。
例えば対象の文字列が "FLOWER" で、バイト数が 3 だった場合には取得する文字列は "FLO" となります。
=LEFTB("FLOWER",3)
--> "LOW"
LEFTB 関数では取得する文字列をバイト数で指定するため、半角文字の場合は 1 つの文字は 1 バイトですが、全角文字の場合は 1 つの文字は 2 バイトとしてカウントされます。
例えば対象の文字列が "愛知県名古屋市" で、バイト数が 4 だった場合には取得する文字列は "愛知" となります。
=LEFTB("愛知県名古屋市",4)
--> "愛知"
もしも開始位置とバイト数で指定した部分が、全角文字の半分ところから始まっていたり全角文字の半分のところで終わっている場合、半分の部分の文字は半角スペースとして取得されます。
例えば対象の文字列が "愛知県名古屋市" で、バイト数が 5 だった場合には取得する文字列は "愛知 " となります。
=LEFTB("愛知県名古屋市",5)
--> "愛知 "
LEFTB関数のサンプル
それでは実際に LEFTB 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象となる文字列を次のように入力しました。
取得した文字列を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。 LEFTB 関数の 1 番目の引数に、対象の文字列が含まれる B3 セルを指定します。また取得するバイト数を指定する 2 番目の引数には 6 を指定しました。
=LEFTB(B3,6)
Enter キーを押すと C3 セルには次のように表示されます。
B3 セルに入力されている文字列の左端から 6 バイト分の文字列を取得し C3 セルに表示しました。今回 B3 セルに含まれていた文字列は全角文字ばかりでしたので、 3 文字分の文字列を取得しました。
同じように C4 セルから C6 セルに対しても LEFTB 関数を入力しました。
LEFTB 関数の場合は取得する文字の数をバイト数で指定するので、対象の文字列が全角文字か半角文字かで取得する文字数は異なります。半角文字であれば 1 文字あたり 1 バイト、全角文字であれば 1 文字あたり 2 バイトになります。
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Excel における LEFTB 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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