FILTERXML関数:XML文書からXPathが示すデータを取得する
FILTERXML 関数は Excel で用意されている関数の一つで、XML文書から引数に指定した XPath が示すデータを取得します。ここでは Excel における FILTERXML 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 2021 2019 2016 2013
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FILTERXML関数の使い方
FILTERXML
関数は XML
文書の中から引数に指定した XPath
が示すデータを取得します。
FILTERXML(XML,XPath)
1 番目の引数に XML
文書が入力されているセルを指定します。 2 番目の引数にデータを取得する XPath
を指定します。
例えば次のような XML
文書がセルに入力されているとします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <foods> <food> <name>バナナ</name> <color>黄色</color> </food> </foods>
これに対して name
要素のデータを取得するには例えば次のように XPath
を指定します。
/foods/food/name //name
/foods/food/name の方はルートからの順番にパスを指定したもので、 //name の方は途中のパスを省略したものです。実際にどのようなデータが取得できるのかはこのあとのサンプルをご確認ください。
FILTERXML関数のサンプル
それでは実際に ENCODEURL
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
取得したデータを表示する B4 セルを選択し、次のように入力しました。 1 番目の引数として XML
文書が入力されている B2 セルを指定しています。 2 番目の引数として "//name" を直接入力しました。
=FILTERXML(B2,"//name")
Enter
キーを押すと、 B4 セルおよび B5 セルには次のように表示されます。
今回指定した XPath
が示すデータは 2 つ見つかったので、結果を配列として取得し表示されました。
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Excel における FILTERXML 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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