Excelのヒストグラムの作り方&カスタマイズ方法

ヒストグラムは、数値データを一定の区間ごとに分け、その区間に属するデータの個数や頻度を棒グラフのように表示するグラフです。データの分布や偏り、ばらつき、中心傾向などを視覚的に把握できるため、統計的な分析や品質管理、アンケートの集計結果の解析など、さまざまな分野で利用されています。

ヒストグラムを使ったグラフのサンプル

Excel でヒストグラムを作成するには、まず対象となる数値データのリストを用意します。範囲を選択して「挿入」タブから「グラフ」グループの中の「統計グラフの挿入」をクリックし、最後にヒストグラムを選択するとグラフが自動的に描画されます。

ヒストグラムは次のようなケースで使用されます。

ヒストグラムは、元のデータのばらつきを「視覚的に読み取る」ことが目的のため、通常の棒グラフとは異なり、数値の範囲に対する分布を示す点が重要です。たとえば「70~79点に何人いるか」といった集計結果を見たい場合には、ヒストグラムが適しています。なお区間の設定次第で分布の印象が大きく変わるため、分析目的に応じて適した区間を設定する必要があります。

このカテゴリでは、 Excel におけるヒストグラムの作成手順や、設定可能な値の意味と設定方法について、初めてヒストグラムを作成する方でも迷わず作業できるように、実際の操作画面を順を追って画像付きで解説します。

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( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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