Excelのレーダーチャートの作り方&カスタマイズ方法
レーダーチャートは、複数の項目を放射状に配置し、項目ごとの数値を線や面で結んで表現するグラフです。五角形や六角形のような形で表示され、各データの「バランス」や「傾向」を視覚的に比較できるのが特徴です。スポーツ選手の能力比較、アンケート結果の分析、製品評価の可視化など、定性的な評価や多項目比較を行いたいときに利用します。
Excel では、このレーダーチャートを簡単に作成することができます。評価項目とそのスコアを表形式で入力します。範囲を選択して「挿入」タブから「グラフ」グループの中の「ウォーターフォール図、じょうごグラフ、株価チャート、等高線グラフ、レーダーチャートの挿入」をクリックし、最後にレーダーチャートのグラフの種類を選択するとグラフが自動的に描画されます。
レーダーチャートのグラフは次のようなケースで使用されます:
- 社員のスキル評価を可視化し、強みと弱みを一目で把握できる
- 製品スペックを比較し、他製品との特性の違いを視覚的に確認できる
- アンケート結果を分析し、顧客満足度の傾向をバランスで確認できる
- 学生の成績を教科別に可視化し、得意・不得意を見つけやすくする
- チームメンバーの特性を比較し、役割分担の最適化に活用できる
レーダーチャートの大きな利点は、「何が強く、何が弱いか」といった相対的なバランスが直感的にわかる点です。たとえば、5つの評価軸で製品を比較する場合、線の形が均等に近ければバランスが良く、どこかが突出していれば強みや弱みがすぐに把握できます。
このカテゴリでは、 Excel におけるレーダーチャートの作成手順や、設定可能な値の意味と設定方法について、初めてレーダーチャートを作成する方でも迷わず作業できるように、実際の操作画面を順を追って画像付きで解説します。
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( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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