ブックを開く

作成済みのブックに対して何か操作を行うにはブックを開く必要があります。ここでは Excel VBA でブックを開く方法について解説します。

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ブックを開く

既に作成されているブックを開くには Workbooks コレクションの「Open」メソッドを使います。

Workbooks.Open Filename:="C:¥ブック名.xls"

「Filename」引数で開きたいブックを指定します。パスを指定しない場合にはカレントディレクトリにあるブックを検索します。

他、いくつかの引数が指定可能です。使いそうなものだけ抜粋して紹介します。

「UpdateLinks」引数にはファイル内のリンクの更新方法を指定します。リンクが設定されているファイルを開くとき、この引数を省略すると、リンク更新のダイアログ ボックスが表示されます。次のいずれかの値を指定します。

リンク方法
0外部参照とリモート参照は共に更新されません。
1外部参照は更新され、リモート参照は更新されません。
2リモート参照は更新され、外部参照は更新されません。
3外部参照とリモート参照は共に更新されます。

「ReadOnly」引数は、ブックを読み取り専用モードで開くには、True を指定します。

「Password」引数は、読み取りパスワードが設定されたブックを開くのに必要なパスワードを指定します。パスワードが必要なときにこの引数を省略すると、パスワードの入力を促すダイアログ ボックスが表示されます。

「WriteResPassword 」引数は、書き込みパスワードが設定されたブックを開くのに必要なパスワードを指定します。パスワードが必要なときにこの引数を省略すると、パスワードの入力を促すダイアログ ボックスが表示されます。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()
    
    Workbooks.Open Filename:="C:¥excelsample¥2005年成績.xls"
    Workbooks.Open Filename:="C:¥excelsample¥2006年成績.xls"
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のようになります。

ブックを開く

2枚のブックを開く事が出来ました。

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Excel VBA でブックを開く方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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