コメントを削除する
設定したコメントはあとから削除することができます。ここでは Excel VBA を使ってコメントを削除する方法を解説します。
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コメントを削除する
一度設定したコメントを削除するには、コメントが設定されているセルを表すRangeオブジェクトに対して「ClearComment」メソッドを使います。
Dim range1 As Range Set range1 = Range("A1") range1.ClearComments
まとめて次のように記述しても構いません。
Range("A1").ClearComments
Rangeオブジェクトに対して「Clear」メソッドを使った場合にもコメントは削除されます。「Clear」メソッドについては「数式と値のクリア」を参照して下さい。
サンプルプログラム
では簡単なサンプルで試してみましょう。
Sub テスト() Dim range1 As Range Set range1 = Range("B2") range1.AddComment Text:="コメント" MsgBox "コメントを設定しました" range1.ClearComments MsgBox "コメントを削除しました" End Sub
上記マクロを実行すると次のようになります。
まずコメントが設定されます。セルB2の右上が赤くなってコメントが設定されていることが分かります。「OK」ボタンをクリックして下さい。
設定されていたコメントを削除します。セルB2の右上が元に戻っている事が分かります。
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Excel VBA を使ってコメントを削除する方法を解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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