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ダイアログボックスに表示するアイコンの種類を選択する
MsgBox 関数を使ってダイアログボックスを作成する場合、表示されるメッセージの内容にあわせて「警告」「問い合わせ」「注意」「情報」の中からアイコンの種類を選択することができます。ここでは Excel VBA でダイアログボックスに表示するアイコンの種類を選択する方法について解説します。
※ ダイアログボックスを作成する方法については「MsgBox関数を使ったダイアログボックスの表示」を参照されてください。
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目次
ダイアログボックスのアイコンの種類を選択する
MsgBox
関数でアイコンの種類を設定する場合、省略可能な 2 番目の引数でボタンの種類とあわせてアイコンの種類を設定します。
MsgBox (prompt, buttons)
設定可能な種類は次の通りです。
定義済み定数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
vbCritical | 16 | 警告 |
vbQuestion | 32 | 問い合わせ |
vbExclamation | 48 | 注意 |
vbInfomation | 64 | 情報 |
例えば vbOKCancel
ボタンと MsgBox
の 2 番目の引数に次のように記述します。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("実行しますか?", vbOKCancel + vbQuestion) End Sub
又は Or
演算子を使って次のように記述してもいいです。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("実行しますか?", vbOKCancel Or vbQuestion) End Sub
どちらの方法であっても今回の場合は vbOKCancel
の値は 1 で vbQuestion
の値は 32 のため、 2 番目の引数は 33 となります。
それではアイコンの種類を指定したときに実際にどのように表示されるのか確認してみます。
vbCritical(警告アイコン)
MsgBox
関数の 2 番目の引数に vbCritical
を指定した場合です。(ボタンの種類は vbOKOnly
としてあります)。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("危険な情報が含まれます", vbOKOnly Or vbCritical) End Sub
このプログラムを実行すると次のようなダイアログボックスが表示され「警告」アイコンが表示されます。
vbQuestion(問い合わせアイコン)
MsgBox
関数の 2 番目の引数に vbQuestion
を指定した場合です。(ボタンの種類は vbYesNo
としてあります)。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("継続しますか?", vbQuestion Or vbYesNo) End Sub
このプログラムを実行すると次のようなダイアログボックスが表示され「問い合わせ」アイコンが表示されます。
vbExclamation(注意アイコン)
MsgBox
関数の 2 番目の引数に vbExclamation
を指定した場合です。(ボタンの種類は vbOKCancel
としてあります)。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("有効期限が残り少ないです。継続しますか?", vbExclamation Or vbOKCancel) End Sub
このプログラムを実行すると次のようなダイアログボックスが表示され「注意」アイコンが表示されます。
vbInfomation(情報アイコン)
MsgBox
関数の 2 番目の引数に vbInformation
を指定した場合です。(ボタンの種類は vbOKOnly
としてあります)。
Option Explicit Sub MsgBox関数() Dim res As Integer res = MsgBox("インストールは完了しました", vbInformation Or vbOKOnly) End Sub
このプログラムを実行すると次のようなダイアログボックスが表示され「情報」アイコンが表示されます。
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Excel VBA でダイアログボックスに表示するアイコンの種類を選択する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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