Int関数:数値の整数部分を取得する

Int 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値の整数部分を取得します。ここでは Excel VBA における Int 関数の使い方について解説します。

※ Int 関数と同じく整数部分を取得するのに利用する Fix 関数の使い方については「Fix関数:数値の整数部分を取得する」を参照されてください。負の数値の扱いが異なります。

(Last modified: 2023年02月16日)

Int関数の定義と使い方

Int 関数は引数に指定した数値の整数部分を返します。

1 番目の引数に対象となる Double 型の数値を指定します。戻り値として数値の整数部分が返されます。例えば Int(8.25) は引数の整数部分の 8 を返します。

なお引数が負の数値だった場合、 Int 関数は数値以下の最初の負の整数を返します。例えば Int(-4.25) は -5 を返します。それに対して似た用途で使用する Fix 関数の場合は数値以上の最初の負の整数を返すため Fix(-4.25) は -4 を返します。

次の例を見てください。

Debug.Print Int(8.44)   '8
Debug.Print Int(-4.25)  '-5

Int 関数からの戻り値をイミディエイトウィンドウに出力すると 8 と -5 と出力されます。

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub Int関数()
    Range("C3").Value = Int(Range("B3").Value)
    Range("C4").Value = Int(Range("B4").Value)
    Range("C5").Value = Int(Range("B5").Value)
    Range("C6").Value = Int(Range("B6").Value)
End Sub

このプログラムを実行すると Int 関数を使って B3 セルから B6 セルに入力されている数値の整数部分を取得し、それぞれ C3 セルから C6 セルに代入します。

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Excel VBA における Int 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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