Sgn関数:数値の符号を表す値を取得する
Sgn 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した数値の符号に応じて -1, 0, 1 のいずれかの値を取得します。ここでは Excel VBA における Sgn 関数の使い方について解説します。
(Last modified: )
目次
Sgn関数の定義と使い方
Sgn
関数は引数に指定した数値の符号に応じて -1, 0, 1 のいずれかの値を返します。
1 番目の引数に指定した数値が負の値だったら -1 、 0 だったら 0 、正の値だったら 1 を返します。
次の例を見てください。
Debug.Print Sgn(-2) '-1 Debug.Print Sgn(0) '0 Debug.Print Sgn(28) '1
符号だけで判断されるので数値の大きさは関係ありません。
サンプルコード
それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。
Option Explicit Sub Sgn関数() Dim i As Integer For i = 3 To 7 Cells(i, 3).Value = Sgn(Cells(i, 2).Value) Next i End Sub
このプログラムを実行すると Sgn
関数を使って B3 セルから B7 セルに入力された数値の符号に応じて -1 , 0, 1 のいずれかの値を C3 セルから C7 セルに代入します。
-- --
Excel VBA における Sgn 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。