UCase関数:文字列の中の小文字を大文字に変換する
UCase 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した文字列の中の小文字のアルファベットを大文字に変換した文字列を取得することができます。ここでは Excel VBA における UCase 関数の使い方について解説します。
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UCase関数の定義と使い方
UCase
関数は引数に指定した文字列の中に小文字のアルファベットがある場合、すべて大文字に変換した文字列を返します。
引数に対象の文字列を指定します。文字列の中の小文字を大文字に変換した文字列を返します。大文字のアルファベットや、アルファベット以外の文字については何もしません。全角のアルファベットであっても小文字の場合は全角の大文字のアルファベットに変換されます。
次の例を見てください。
Debug.Print UCase("abc") 'ABC Debug.Print UCase("AbCdEf") 'ABCDEF Debug.Print UCase("花火") '花火 Debug.Print UCase("abc") 'ABC
文字列の中の小文字のアルファベットだけが大文字に変換されて返されます。
それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。
Option Explicit Sub UCase関数() Dim i As Integer For i = 3 to 6 Cells(i, 3).Value = UCase(Cells(i, 2).Value) Next i End Sub
このプログラムを実行すると UCase
関数を使って B3 セルから B6 セルに含まれている文字列をすべて大文字に変換し、それぞれ C3 セルから C6 セルに代入します。
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Excel VBA における UCase 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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