LCase関数:文字列の中の大文字を小文字に変換する

LCase 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した文字列の中の大文字のアルファベットを小文字に変換した文字列を取得することができます。ここでは Excel VBA における LCase 関数の使い方について解説します。

(Last modified: 2023年02月24日)

LCase関数の定義と使い方

LCase 関数は引数に指定した文字列の中に大文字のアルファベットがある場合、すべて小文字に変換した文字列を返します。

引数に対象の文字列を指定します。文字列の中の大文字を小文字に変換した文字列を返します。小文字のアルファベットや、アルファベット以外の文字については何もしません。全角のアルファベットであっても大文字の場合は全角の小文字のアルファベットに変換されます。

次の例を見てください。

Debug.Print LCase("ABC")     'abc
Debug.Print LCase("AbCdEf")  'abcdef
Debug.Print LCase("花火")    '花火
Debug.Print LCase("ＡＢＣ")  'ａｂｃ

文字列の中の大文字のアルファベットだけが小文字に変換されて返されます。

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub LCase関数()
    Dim i As Integer

    For i = 3 to 6
        Cells(i, 3).Value = LCase(Cells(i, 2).Value)
    Next i
End Sub

このプログラムを実行すると LCase 関数を使って B3 セルから B6 セルに含まれている文字列をすべて小文字に変換し、それぞれ C3 セルから C6 セルに代入します。

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Excel VBA における LCase 関数の使い方について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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