TimeSerial関数:時、分、秒を指定して時刻の値を取得する

TimeSerial 関数は Excel VBA で用意されている関数の一つで、引数に指定した時、分、秒の各値から時刻を表す Variant(Date) 型の値を取得します。ここでは Excel VBA における TimeSerial 関数の使い方について解説します。

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TimeSerial関数の定義と使い方

TimeSerial 関数は引数に指定した時、分、秒の値から時刻を表す値を返します。

TimeSerial(hour,minute,second)

1 番目の引数に時を表す数値、 2 番目の引数に分を表す数値、 3 番目の引数に秒を表す数値を指定します。戻り値として Variant 型(内部的に Date 型)の値を返します。

時に関しては 0 から 23 、分や秒に関しては 0 から 59 の数値を指定しますが、例えば分の値に -15 と指定した場合は時で指定した時間の 15 分前という意味になります。また分の値に 90 と指定した場合は 1 時間 30 分という意味になります。それぞれの値で -32,768 から 32,767 の範囲を超える値を指定するとエラーとなります。

次の例を見てください。

Debug.Print TimeSerial(14, 23, 08)   '14:23:08
Debug.Print TimeSerial(14, 70, 08)   '15:10:08
Debug.Print TimeSerial(14, -15, 08)  '13:45:08

時、分、秒を指定して時刻の値を取得しています。分や秒の値は負の数値にしたり 60 を超える数値を指定することもできます。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成して試してみます。

Option Explicit

Sub TimeSerial関数()
    Debug.Print TimeSerial(8, 39, 16)
    Debug.Print TimeSerial(14, 23, 8)
    Debug.Print TimeSerial(14, 70, 8)
    Debug.Print TimeSerial(14, -15, 8)
End Sub

TimeSerial関数の定義と使い方(1)

このプログラムを実行すると TimeSerial 関数を使って引数に指定した時、分、秒から時刻を表す値を取得できます。

TimeSerial関数の定義と使い方(2)

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Excel VBA における TimeSerial 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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