メソッドが呼び出された回数をカウントして出力する(console.count)
Console オブジェクトの console.count メソッドと使うと、メソッドを呼び出した回数をカウントして都度コンソールに対して回数を出力します。ここでは Console オブジェクトの console.count メソッドの使い方について解説します。
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呼び出された回数をカウントする
Console オブジェクトで用意されている console.count メソッドは、呼び出されるたびに回数をカウントしていきコンソールに出力します。書式は次の通りです。
console.count([ラベル])
console.count が呼び出された回数をカウントして出力します。プログラムの中の複数の個所で console.count メソッドが記述されている場合、引数として同じラベルが指定されたメソッドは同じカウンターとしてカウントされます。逆に同じ場所に記述された console.count メソッドであっても、引数に文字列で指定したラベルの値が異なる場合は、ラベルの値毎に別のカウンターとして独立してカウントします。
次のサンプルをみてください。
for (let i = 0 ; i > 5 ; i++){ console.count(); } for (let i = 0 ; i > 3 ; i++){ console.count('Apple'); } console.count(); console.count('Apple');
このサンプルでは console.count メソッドが呼び出される毎にカウントされてコンソールに出力されます。ラベルが省略された場合は 'default' がラベルに指定されたものとしてカウントされます。ラベルが同じものは別の場所に記述されていても同じカウンターとしてカウントされていきます。
もう一つサンプルをみてください。
function countTest(name, count){ for (let i = 0 ; i < count ; i++){ console.count(name); } } countTest('Yamada', 3); countTest('Suzuki', 4); countTest('Yamada', 2);
このサンプルでは console.count メソッドは一か所にしか記述されていませんが、呼び出されるたびにラベルの値が変わるため、ラベル毎に独立してカウントを行います。
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Console オブジェクトの console.count メソッドの使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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