JavaScriptの予約語
JavaScript の言語仕様として特別な意味を持つ単語は予約語として登録されています(実際には ECMAScript で定義されています)。例えば条件分岐を記述する時に使用される if などが予約語です。変数名や関数名のの識別子として JavaScript の予約語は使用することができません。ここでは JavaScript の予約語の一覧について紹介します。
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予約語の一覧(ECMAScript 2020)
ECMAScript 2020 (ES11) で規定されている予約語は次の通りです。(原文は「11.6.2 Keywords and Reserved Words」を参照されてください)。
await break case catch class const continue debugger default delete do else enum export extends false finally for function if import in instanceof new null return super switch this throw true try typeof var void while with yield
他に strict mode で予約語として登録されているものがあります。
let static implements interface package private protected public
また将来の予約語として登録されているものは次の通りです。
enum
予約語の禁止事項
予約語として登録されている単語は変数名や関数名には使用できません。例えば予約語である if を変数名として使用しようとするとエラーとなります。
let if = 10; >> Uncaught SyntaxError: Unexpected token 'if'
また予約語である try を関数名として使用しようとするとエラーとなります。
function try(){ } >> Uncaught SyntaxError: Unexpected token 'try'
このように JavaScript で予約語として登録されているものは変数名や関数名では使用できないのでご注意ください。
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JavaScript の予約語の一覧について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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