平方根/立方根を計算する(Math.sqrt, Math.cbrt)

Math オブジェクトの静的メソッドである Math.sqrt は指定した値の平方根を計算します。また Math.cbrt は指定した値の立方根を計算します。ここでは Math オブジェクトの Math.sqrt メソッドおよび Math.cbrt メソッドの使い方について解説します。

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平方根を計算する(sqrt)

Math オブジェクトの Math.sqrt メソッドは指定した値の平方根を計算します。書式は次の通りです。

Math.sqrt(数値)

引数に指定した数値の平方根を計算し結果を返します。引数が数値ではなかった場合は数値に変換してから平方根を計算します。対象の数値が負の値の場合は NaN を返します。

平方根に関する詳しい説明はここでは省略しますが、簡単に書くと a = b2 が成り立つ時、 b を a の平方根と呼びます。例えば 5 の平方根とは二乗すると 5 になる数値のことです。

平方根を計算する(sqrt)(1)

次のサンプルをみてください。

Math.sqrt(9);
>> 3

Math.sqrt(4);
>> 2

Math.sqrt(2);
>> 1.4142135623730951

引数に指定した値の平方根を計算し取得しています。

対象の値が数値でない場合は数値に変換してから平方根を求めます。対象の値が負の値や NaN だった場合は NaN が返されます。

Math.sqrt('25');
>> 5

Math.sqrt(-16);
>> NaN

Math.sqrt(NaN);
>> NaN

Math.sqrt(undefined);
>> NaN

平方根に関するMathオブジェクトの静的プロパティ

Math オブジェクトでは平方根に関する静的プロパティが 2 つ用意されています。

Math.SQRT1_2  1/2の平方根
Math.SQRT2    2の平方根

これは次のように Math.sqrt メソッドを使って計算した場合と同じです。

Math.sqrt(2);
>> 1.4142135623730951

console.log(Math.SQRT2);
>> 1.4142135623730951

Math.sqrt(1/2);
>> 0.7071067811865476

console.log(Math.SQRT1_2);
>> 0.7071067811865476

立方根を計算する(cbrt)

Math オブジェクトの Math.cbrt メソッドは指定した値の立方根(三乗根)を計算します。書式は次の通りです。

Math.cbrt(数値)

引数に指定した数値の立方根を計算し結果を返します。引数が数値ではなかった場合は数値に変換してから立方根を計算します。対象の数値が負の値の場合は NaN を返します。

立方根に関する詳しい説明はここでは省略しますが、簡単に書くと a = b3 が成り立つ時、 b を a の立方根と呼びます。例えば 5 の立方根とは三乗すると 5 になる数値のことです。

立方根を計算する(cbrt)(1)

次のサンプルをみてください。

Math.cbrt(8);
>> 2

Math.cbrt(125);
>> 5

Math.cbrt(16);
>> 2.5198420997897464

引数に指定した値の立方根を計算し取得しています。

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Math オブジェクトの Math.sqrt メソッドおよび Math.cbrt メソッドの使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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