typeof演算子

typeof 演算子は対象の値のデータ型を表す文字列を返す演算子です。 typeof 演算子を使用することでデータ型を調べることができます。ここでは JavaScript における typeof 演算子の使い方について解説します。

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typeof演算子の使い方

typeof 演算子は対象となる値のデータ型を表す文字列を返す演算子です。書式は次の通りです。

typeof 値

値には数値や文字列、オブジェクトなどの値を指定します。値に応じて返される値は次の通りです。

console.log(typeof 80);
>> number
console.log(typeof 80n);
>> bigint
console.log(typeof 'Pen');
>> string
console.log(typeof true);
>> boolean
console.log(typeof null);
>> object
console.log(typeof NaN);
>> number
console.log(typeof undefined);
>> undefined
console.log(typeof Symbol('A'));
>> symbol
console.log(typeof [10, 20]);
>> object
console.log(typeof {a:'abc'});
>> object

let func = function(){
  return;
};
console.log(typeof func);
>> function

数値は 'number' 、文字列は 'string' 、論理値は 'boolean' などが返されます。配列などのオブジェクト型はすべて 'object' となりますが、関数だけは 'function' となります。なお null に対しては 'object' が返されるので注意してください。

typeof 演算子が返す値は文字列ですので、文字列と比較することができます。次のサンプルをみてください。

let num = 18;

if (typeof num === 'number'){
  console.log('数値です');
}

>> 数値です

対象となる値が数値かどうかを判別することができました。

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JavaScript における typeof 演算子の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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