MariaDBコマンドラインツールを使ってMariaDBへ接続する
MariaDB コマンドラインツールを利用するには Windows 環境であればコマンドプロンプトを起動したあとで mariadb コマンドを実行します。ここでは MariaDB コマンドラインツールを使って MariaDB へ接続する方法および MariaDB から切断する方法について解説します。
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MariaDBコマンドラインツールからMariaDBに接続する
最初に MariaDB コマンドラインツールを使って MariaDB へ接続します。コマンドプロンプトを起動してください。(コマンドプロンプトの起動方法については「コマンドプロンプトを起動する」を参照されてください)。
MariaDB コマンドラインツールを使って MariaDB に接続するにはコマンドプロンプトから次のように行います。
mariadb -u username -p -h hostname
username には接続するユーザー名、 hostname には接続するクライアントのホスト名や IP アドレスを指定します。もしクライアントと MariaDB が稼働しているサーバが同じだった場合は localhost からの接続となりますが、この場合はホスト名の指定を省略して次のように接続できます。
mariadb -u username -p
今回は localhost の環境から root ユーザーで接続を行ってみます。次のように実行してください。
mariadb -u root -p
※ 接続するときのユーザー名とパスワードの指定の仕方については「MariaDBに接続するユーザー名とパスワードの指定」を参照されてください。
root ユーザーのパスワードの入力待ちとなります。パスワードを入力し Enter キーを押してください。
MariaDB コマンドラインツールから MariaDB に接続が成功しました。
MariaDB に接続したあと、新しいデータベースやテーブルを作成したり、テーブルに格納されているデータを取得したりすることができます。
MariaDBから切断する
MariaDB から切断するには quit (または \q )と実行してください。 exit でも同じです。
MariaDB からの接続が切れ、 MariaDB コマンドラインツールも終了します。
mariadbコマンドのオプションについて
MariaDB コマンドラインツールを起動するために使用する mariadb コマンドの書式は次のようになっています。
mariadb [OPTIONS] [database]
コマンドを実行する時にオプションを指定することができます。先ほどは -u オプションや -p オプションを使用しましたが、他にも数多くのオプションが用意されています。オプションについて詳しく知りたい場合は、コマンドプロンプトから mariadb -? と実行してください。
mariadb -?
使用可能なオプションと使い方に関する説明が表示されます。必要に応じて参照されてみてください。
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MariaDB コマンドラインツールを使って MariaDB へ接続する方法および MariaDB から切断するる方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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