データベースの一覧とデータベースに関する情報を取得する
MariaDB で作成済のデータベースの一覧や、データベースが作成された時の CREATE DATABASE 文の情報などデータベースに関する情報を取得する方法について解説します。 SHOW DATABASES 文, SHOW CREATE DATABASE 文, INFORMATION_SCHEMA データベースなどを使用します。
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作成済のデータベース一覧を確認する
現在作成されているデータベースの一覧を取得するには SHOW DATABASES 文を使います。書式は次の通りです。
SHOW {DATABASES | SCHEMAS} [LIKE 'pattern' | WHERE expr]
すべてのデータベースの一覧を取得するには次のように実行してください。
show databases;
作成済みのデータベースの一覧が表示されました。自分が作成した mydb データベースの他に MariaDB 自身が使用しているデータベースなどが含まれます。
データベースが作成された時のCREATE DATABASE文を確認する
次にデータベース名を指定して、そのデータベースを作成するのと同じデータベースを作成するための CREATE DATABASE 文を確認する方法です。 SHOW CREATE DATABASE 文を使います。書式は次の通りです。
SHOW CREATE {DATABASE | SCHEMA} db_name
それでは自分が作成した mydb データベースについて確認してみます。次のように実行してください。
show create database mydb;
文字セットや照合順序を指定せずにデータベースを作成してるので、デフォルトで使用される文字セットと照合順序が指定されてデータベースが作成されています。
INFORMATION_SCHEMAデータベースのSCHEMATAテーブルを参照する
INFORMATION_SCHEMA データベースは MariaDB に作成されているデータベースやテーブルなどの情報を参照するために利用できます。データベースに関しては INFORMATION_SCHEMA データベースの中の SCHEMATA テーブルに格納されており、情報を参照するには次のように実行してください。
select * from INFORMATION_SCHEMA.SCHEMATA where SCHEMA_NAME='mydb'\G
データベースに設定されているデフォルトの文字セットや照合順序などデータベースに関する情報が表示されました。
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MariaDB で作成済のデータベースの一覧や、データベースが作成された時の CREATE DATABASE 文の情報などデータベースに関する情報を取得する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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