ユーザーを削除する(DROP USER文)

作成済みのユーザーは DROP USER 文を使って削除することができます。ここでは MariaDB で作成済みのユーザーを削除する方法について解説します。

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ユーザーを削除する

作成済みのユーザーを削除するには DROP USER 文を使います。書式は次の通りです。

DROP USER [IF EXISTS] user_name [, user_name] ...

では実際に試してみます。現在作成済みのユーザー名の一覧は次の通りです。

select user,host from mysql.user;

ユーザーを削除する(1)

この中の neko@localhost ユーザーを削除します。次のように実行してください。

drop user neko@localhost;

ユーザーを削除する(2)

対象ユーザーを削除しました。確認のためにあらためてユーザーの一覧を取得してみます。

ユーザーを削除する(3)

ユーザー名が削除されていることが確認できました。

存在しないユーザーを削除した場合

存在しないユーザーを削除しようとするとエラーが発生します。実際に先ほど削除した neko@localhost を先ほどと同じように削除してみます。

存在しないユーザーを削除した場合(1)

「Operation DROP USER failed for 'neko'@'localhost'」というエラーが発生しました。

ユーザーを削除する時に、対象のユーザーが存在していない場合はユーザーの削除を行わないようにするには次の書式を使用してください。

DROP USER IF EXISTS user_name

対象のユーザーが存在していればユーザーを削除しますが、存在していなかった場合は何もしません。

それでは実際に試してみます。存在していない neko@localhost ユーザーに対して次のように実行してください。

drop user if exists neko@localhost;

存在しないユーザーを削除した場合(2)

存在していないユーザーを削除しようとした場合でもエラーとはなりませんでした。

なお 1 warning と表示されているようにエラーは出ていませんが警告は表示されています。下記のように実行することで警告の内容を確認できます。

show warnings;

存在しないユーザーを削除した場合(3)

警告の内容は「Can't drop user 'neko'@'localhost'; it doesn't exist」で、ユーザーが存在しないため削除できませんでしたという内容でした。

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MariaDB で作成済みのユーザーを削除する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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