chr関数:文字コードに対応する文字を返す

Perl で用意されている組み込み関数の一つである chr 関数の使い方です。 chr 関数は文字コードに対応した文字を返します。

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chr関数の書式と基本的な使い方

chr 関数は次のように定義されています。

chr([NUMBER])

引数に指定した文字コードを対応する文字を返します。

パラメータ:
  NUMBER  文字コード
戻り値:
  文字

省略可能な 1 番目の引数に変換する文字コードを表す数値を指定します。省略された場合は変数 $_ が使用されます。関数が呼び出されると、引数に指定した文字コードを対応する文字に変換して戻り値として返します。

具体的には次のように記述します。

my $str = chr(75);

この場合、文字コード 75 に対応した文字である "K" が取得できます。

※文字から文字コードを取得する場合は「ord関数」を参照して下さい。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成します。

use strict;
use warnings;
use utf8;
binmode STDIN, ':encoding(cp932)';
binmode STDOUT, ':encoding(cp932)';
binmode STDERR, ':encoding(cp932)';

for (my $chrno = 72; $chrno < 78; $chrno++){
  print "$chrno = ". chr($chrno)."\n";
}

テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.pl という名前で保存します。(文字コードは UTF-8 です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで次のように実行します。

perl sample.pl

次のように実行結果が表示されます。

chr関数:文字コードに対応する文字を返す(1)

文字コード 72 から 77 に対応する文字を取得し、画面に表示しました。

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Perl で用意されている組み込み関数の一つである chr 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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