cos関数:コサイン(余弦)を取得する

Perl で用意されている組み込み関数の一つである cos 関数の使い方です。 cos 関数はコサイン(余弦)を返します。

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cos関数の書式と基本的な使い方

cos 関数は次のように定義されています。

cos([EXPR])

ラジアン単位で指定した引数のコサイン(余弦)を返します。

パラメータ:
  EXPR  角度(ラジアン単位)
戻り値:
  コサイン

省略可能な 1 番目の引数には角度をラジアン単位で指定します。省略された場合は変数 $_ が使用されます。指定した角度に対するコサインが戻り値として返されます。

なお角度は「+π(180度)」から「-π(-180度)」の間の数値で指定します。( π=3.14159 )。

具体的には次のように記述します。

my $pai = 3.14159;
my $num = cos($pai / 4);

上記では 1/4π ( 45 度)のコサインを計算します。

※サインについては「sin関数:サイン(正弦)を取得する」を参照。タンジェントを計算する関数は用意されていないため、sinθ/cosθで計算します。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成します。

use strict;
use warnings;
use utf8;
binmode STDIN, ':encoding(cp932)';
binmode STDOUT, ':encoding(cp932)';
binmode STDERR, ':encoding(cp932)';

my $pai = 3.14159;
my $num;

$num = cos($pai / 4);
print "cos(π/4) = $num\n";

$num = cos($pai / 6);
print "cos(π/6) = $num\n";

テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.pl という名前で保存します。(文字コードは UTF-8 です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで次のように実行します。

perl sample.pl

次のように実行結果が表示されます。

cos関数:コサイン(余弦)を取得する(1)

π/4 = 45 度と、 π/6 = 30 度のコサイン(余弦)をそれぞれ取得し画面に表示しました。

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Perl で用意されている組み込み関数の一つである cos 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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