数値を記述する
数値は整数や浮動小数点数など普段使用している数値と同じものです。数値は計算などを行うことができます。 Perl のプログラムの中で数値を記述する場合は 12 や 3.14 などのようにそのまま記述します。ここでは Perl のプログラムの中で数値を記述する方法について解説します。
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数値を記述する
Perl で数値を表現する場合にはそのまま記述します。
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数値は大きく分けると整数のものと小数点を含む実数に分けることができます。実数は浮動小数点数と呼びます。よく使われる言葉ですので覚えておいて下さい。
整数の場合、アンダーバー( _
)を数値と数値の間に追加することができます。次のように桁区切りのように使用することができます。(実際にはどこに記述しても構いません)。
75_227_062
整数を表す場合、 10 進数だけではなく 2 進数、 8 進数、 16 進数を使用することができます。 10 進数であればそのまま記述しますが 8 進数の場合は先頭に 0
を付けて記述し、 16 進数の場合は先頭に 0x
を付けて記述し、 2 進数の場合は先頭に 0b
を付けて記述します。
25 045 0x3E 0b11111111
浮動小数点数を表すには固定小数点形式を使った記述方法の他に指数表現出も記述できます。
1.35 3E-8
※ 3E-8 とは 3 掛け 10 の -8 乗です。
それでは簡単なサンプルを作成します。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; print 10; print "\n"; print 0x3E; print "\n"; print 012; print "\n"; print 0b11111111; print "\n"; print 18.725; print "\n"; print 3E-8; print "\n";
テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.pl という名前で保存します。(文字コードは UTF-8 です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで次のように実行します。
perl sample.pl
次のように実行結果が表示されます。
色々な数値を画面に出力しました。整数に関しては 8 進数や 16 進数で表現したとしても出力するときには 10 進数の数値として扱われます。 8 進数や 16 進数として画面に出力したい場合には sprintf
などの関数を使います。詳しくは「sprintf関数:書式指定文字列に従って値を変換した新しい文字列を取得する」を参照されてください。
計算結果を表示する
数値が文字と大きく異なる点として計算を行うことができます。四則演算は別のページで詳しく見ていきますが、ここでは簡単な例と結果だけを見てください。
下記のサンプルでは数値をそのまま表示する代わりに「10 + 4」の足し算の結果と「8 * 7」の掛け算の結果を表示しています。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; print 10 + 4; print "\n"; print 8 * 7; print "\n";
次のように実行結果が表示されます。
今回のサンプルでは 10 + 4
の結果である 14 と 8 * 7
の結果である 56 が表示されています。
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Perl のプログラムの中で数値を記述する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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