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オプション修飾子の種類と指定方法
正規表現パターンにオプション修飾子を設定することで、デフォルトの挙動を変更することができます。例えばオプション修飾子の一つを設定することで、大文字と小文字を区別せずにマッチさせることができます。ここでは Perl の正規表現で用意されているオプション修飾子の一覧とどのように指定するのかについて解説します。
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オプション修飾子の種類
Perl の正規表現でオプション修飾子として用意されているものは次の通りです。
オプション修飾子 | 意味 |
---|---|
/i | 大文字と小文字を区別せずにマッチを行う |
/x | パターンの中の空白やコメントを無視する |
/s | メタ文字(.)が改行にマッチ |
/m | 対象の文字列を複数行として扱う |
/o | 正規表現のコンパイルを1回だけ行う |
/g | 繰り返しマッチを行う |
/e | 置換を行った結果を式として処理する |
それぞれの修飾子の使い方については次のページから解説します。
オプション修飾子の指定方法
オプション修飾子はパターンマッチ演算子の最後に記述します。
m/パターン/修飾子
パターンマッチ演算子( m//
)の2番目の "/" の次に修飾子を指定します。例えば /i
修飾子を指定する場合は次のようになります。
m/パターン/i
またオプション修飾子は複数指定することが可能です。複数指定する場合は修飾子を続けて記述して下さい。例えば /i
修飾子と /x
修飾子を同時に指定する場合は次のようになります。
m/パターン/ix
複数の修飾子が記述された時、修飾子が記述された順番は関係ありません。どのような順番で記述しても同じ結果となります。
なおオプション修飾子は m//
演算子の他に、 s///
演算子や qr//
演算子でも使用されます。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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