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lc関数 / lcfirst関数:文字列を小文字に変換する
Perl で用意されている組み込み関数の一つである lc 関数および lcfirst 関数の使い方です。 lc 関数は対象となる文字列を全て小文字に変換します。また lcfirst 関数は対象の文字列の先頭を小文字に変換します。
※大文字に変換する場合は「uc関数/ucfirst関数」を使用します。
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lc関数およびlcfirst関数の書式と基本的な使い方
lc 関数は次のように定義されています。
lc([EXPR])
対象の文字列を全て小文字に変換した文字列を返します。 パラメータ: EXPR 対象の文字列 戻り値: 小文字に変換された文字列
省略可能な 1 番目の引数には対象となる文字列を指定します。なお 1 番目の引数が省略された場合には変数 $_
が第一引数として使用されます。
具体的には次のように記述します。
my $src = "MELON"; my $lcstr = lc($src);
この場合、結果として "melon" が取得できます。
また先頭の文字だけを大文字に変換する場合には lcfirst
関数を使用します。
lcfirst([EXPR])
対象の文字列の先頭を小文字に変換した文字列を返します。 パラメータ: EXPR 対象の文字列 戻り値: 先頭の文字を小文字に変換された文字列
省略可能な 1 番目の引数には対象となる文字列を指定します。なお 1 番目の引数が省略された場合には変数 $_
が第一引数として使用されます。
具体的には次のように記述します。
my $src = "MELON"; my $lcfirststr = lcfirst($src);
この場合、結果として "mELON" が取得できます。
それでは簡単なサンプルを作成します。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; my $src = "MELON"; print "$src -> ".lc($src)."\n"; print "$src -> ".lcfirst($src)."\n";
テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.pl という名前で保存します。(文字コードは UTF-8 です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで次のように実行します。
perl sample.pl
次のように実行結果が表示されます。
対象の文字列をすべて小文字にしたものと先頭の文字だけを小文字にしたものをそれぞれ取得して画面に表示しました。
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Perl で用意されている組み込み関数の一つである lc 関数および lcfirst 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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