辞書でキーを指定して値を取得する
辞書に含まれる要素はキーと値の組み合わせとなっており、キーを指定することで対応する値を取得することができます。ここでは辞書でキーを指定して値を取得する方法について解説します。
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キーを指定して値を取得する
辞書に含まれる要素にはキーと値の組み合わせが含まれます。辞書に対してキーを指定することで、キーに対応する値を取得することができます。
辞書[キー]
次の例では辞書に対してキーを指定してそれぞれ対応した値を取得しています。
mydict = {"JP":"Japan", "DE":"Germany", "FR":"France"} print(mydict["DE"]) >> Germany print(mydict["FR"]) >> France print(mydict["JP"]) >> Japan
なお存在しないキーを指定すると KeyError エラーが発生します。
mydict = {"JP":"Japan", "DE":"Germany", "FR":"France"}
print(mydict["BR"])
>> Traceback (most recent call last):
>> File "<stdin>", line 1, in <module>
>> KeyError: 'BR'
次のサンプルを見てください。
mydict = {"JP":"Japan", "DE":"Germany", "FR":"France"} key1 = "JP" print("キー:" + key1 + "、値:" + mydict[key1]) >> キー:JP、値:Japan key2 = "FR" print("キー:" + key2 + "、値:" + mydict[key2]) >> キー:FR、値:France
辞書に対してキーを指定して対応する値を取得することができました。
getメソッドを使用して値を取得する
キーを指定して値を取得するのは同じですが、存在しないキーを指定した場合にはデフォルト値を返す方法です。辞書型で利用可能な get メソッドを使用します。
辞書.get(key[, default])
get メソッドは引数に指定したキーの要素を取得します。指定したキーが存在しなかった場合は default が返されます。なお default は省略可能で、省略した場合は None が返ります。
具体的には次のように記述します。
mydict = {"JP":"Japan", "DE":"Germany", "FR":"France"} print(mydict.get("DE")) >> Germany print(mydict.get("EN")) >> None print(mydict.get("EN", "NotFound")) >> NotFound
キーが存在すれば対応する値を返し、存在しない場合でもエラーとならずに指定した値を返します。
次のサンプルを見てください。
mydict = {"JP":"Japan", "DE":"Germany", "FR":"France"} key1 = "JP" print("キー:" + key1 + "、値:" + mydict.get(key1, "NotFound")) >> キー:JP、値:Japan key2 = "FR" print("キー:" + key2 + "、値:" + mydict.get(key2, "NotFound")) >> キー:FR、値:France key3 = "EN" print("キー:" + key3 + "、値:" + mydict.get(key3, "NotFound")) >> キー:EN、値:NotFound
辞書に対してキーを指定して対応する値を取得することができました。
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辞書でキーを指定して値を取得する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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