論理演算子の使い方
論理演算子(またはブール演算子)は a 且つ b や a 又は b のようにブール値を組み合わせて評価する場合に使用される演算子です。ここでは論理演算子の使い方について解説します。
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論理演算子の一覧
Python で用意されている論理演算子の一覧です。
x or y x または y の少なくともどちらか 1 つが True なら True それ以外は False x and y x と y がどちらも True なら True それ以外は False not x x が True なら False、 x が False なら True
実際には True または False ではなく真か偽か判定すると True または False になる値が帰ってきます。詳しくはあとで解説します。
論理和
論理和は演算子の左辺または右辺のどちらか 1 つでも True なら True となり、両方とも False の場合だけ False となります。
True or True True True or False True False or True True False or False False
具体的な次のような使い方となります。
num = 8 print(bool(num < 10 or num > 40)) >> True
変数 num に格納されている値に対して num < 10 という条件式と、 num > 40 という条件式を評価します。論理和の場合はどちらかが少なくとも 1 つが True ならば全体が True となるため今回は True となりました。
もう少し細かい話をすると、論理和の場合 x or y という式に対して最初に x を評価します。 x が偽だった場合は y を返します。 x が真だった場合は x を返します。
論理積
論理積は演算子の左辺および右辺がどちらも True なら True となり、それ以外は False となります。
True and True True True and False False False and True False False and False False
具体的な次のような使い方となります。
num = 24 print(bool(num > 10 and num < 40)) >> True
変数 num に格納されている値に対して num > 10 という条件式と、 num < 40 という条件式を評価します。論理積の場合は両方とも True ならば全体が True となるため今回は True となりました。
もう少し細かい話をすると、論理積の場合 x and y という式に対して最初に x を評価します。 x が偽だった場合は x を返します。 x が真だった場合は y を返します。
否定
否定は演算子の左辺が True なら False となり、左辺が False なら True となります。
not True False not False True
具体的な次のような使い方となります。
old = 24 print(bool(not old < 20)) >> True
変数 old に格納されている値に対して old < 20 という条件式を評価します。否定の場合は右辺が True ならば全体が False、右辺が False ならば全体が True となるため今回は True となりました。
否定の場合は not x という式に対して x が偽だった場合は True を返します。 x が真だった場合は False を返します。
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論理演算子の一覧と使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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