配列の要素に別の配列オブジェクトを代入する
配列の要素には任意のオブジェクトを代入できるため、他の配列オブジェクトを代入することもできます。ここでは Ruby で配列の要素に別の配列オブジェクトを代入する方法を解説します。
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配列の要素に別の配列オブジェクトを代入する
例として名前と年齢の配列を、人数分だけ持つ配列を作成してみます。
ary = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]]
配列には 3 つの要素が含まれており、それぞれ「["佐藤", 20]」、「["山田", 28]」、「["加藤", 17]」の配列オブジェクトが代入されています。各要素を取り出してみます。
ary = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]] ary1 = ary[0] ary2 = ary[1] ary3 = ary[2]
取り出した各要素は配列オブジェクトです。その為、さらに要素を取り出すことができます。
ary = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]] ary1 = ary[0] name1 = ary1[0] old1 = ary1[1] ary2 = ary[1] name2 = ary2[0] old2 = ary2[1] ary3 = ary[2] name3 = ary3[0] old3 = ary3[1]
ていねいに記述すると上記のようになりますが、次のように記述することもできます。
ary = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]] name1 = ary[0][0] old1 = ary[0][1] name2 = ary[1][0] old2 = ary[1][1] name3 = ary[2][0] old3 = ary[2][1]
このように配列の要素に他の配列オブジェクトを代入することができます。
サンプルコード
では簡単なプログラムで確認してみます。
# encoding: UTF-8 ary = [["佐藤", 20], ["山田", 28], ["加藤", 17]] for a in ary do puts("名前:" + a[0]) puts("年齢:" + a[1].to_s) end
下記のように実行して下さい。
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Ruby で配列の要素に別の配列オブジェクトを代入する方法を解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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