式修飾子(while修飾子、unitl修飾子)を使った繰り返し処理
while 文や until 文を使用することで繰り返し処理を行うことができますが、似た構文として式修飾子が用意されています。ここでは Ruby で式修飾子を使った繰り返し処理の記述方法について解説します。
(Last modified: )
目次
式修飾子の使い方
while
文を使用することで、条件が真の間繰り返し処理を実行させることができますが、次のような記述方法も可能です。
真の時に実行する式 while 条件式
このような構文を while
修飾子といいます。上記では条件式が真の間 while
の左辺の式を繰り返し実行します。
これは while
文で次のように記述した場合と同じです。
while 条件式 do 真の時に実行する式 end
while
修飾子は実行する処理を先に記述しているだけです。実行する処理が 1 行の場合に簡潔に記述できます。例えば次のように使用してみます。
num = 2 num *= 2 while num < 1000
2 の累乗を計算していき 1000 を超えたらストップします。これは while
文を使って次のように記述した場合と同じです。
num = 2 while num < 1000 do num *= 2 end
なお while
修飾子と同じように until
修飾子も用意されています。
偽の時に実行する式 until 条件式
until
修飾子は条件式が偽の間 until
の左辺の式を繰り返し実行します。
では簡単なプログラムで確認してみます。
# encoding: UTF-8 num = 2 puts("[start]") num *= 2 while num < 1000 puts("num = " + num.to_s); puts("[end]")
下記のように実行して下さい。
-- --
Ruby で式修飾子を使った繰り返し処理の記述方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。