条件式が偽の時の処理(if...else...end)
if 文では条件式が「真」の時に実行する処理を記述することができますが、「偽」のときに実行する処理も同時に記述することができます。ここでは Ruby の if 文で条件式が「偽」の場合の処理を記述する方法について解説します。
(Last modified: )
関係演算子の種類
if
文では条件式が「真」になった場合に実行する処理を次のように記述できました。
if 条件式 then 条件式が真の時に実行する処理1 条件式が真の時に実行する処理2 ... end
「真」になった場合だけでなく「偽」になった場合に実行する処理を記述する場合は次の構文を使用します。
if 条件式 then 条件式が真の時に実行する処理1 条件式が真の時に実行する処理2 ... else 条件式が偽の時に実行する処理1 条件式が偽の時に実行する処理2 ... end
条件式を評価し「真」だった場合には then
から else
までに書かれた処理を上から順に実行します。そして条件式が「偽」だった場合には else
から end
までに書かれた処理を上から順に実行します。
次の例では if
文の条件式として変数に代入された数値の値を 0 と比較しています。
amari = 10 % 3 if amari == 0 then puts("割り切れました") else puts("割り切れませんでした") puts("余りは" + amari.to_s + "です") end
if
文の条件式を評価し、「真」であれば "割り切れました" と表示し、「偽」であれば "割り切れませんでした" と表示した上で余りの数値を表示します。
このように一つの if
文で条件式が「真」と「偽」のそれぞれの場合に行う処理を記述することが可能です。
では簡単なプログラムで確認してみます。
# encoding: UTF-8 num = 10 puts("num = " + num.to_s) if num % 3 == 0 then puts("3で割り切れました") else puts("3で割り切れませんでした") puts("余りは" + (num % 3).to_s + "です") end puts() num = 12 puts("num = " + num.to_s) if num % 3 == 0 then puts("3で割り切れました") else puts("3で割り切れませんでした") puts("余りは" + (num % 3).to_s + "です") end
下記のように実行して下さい。
-- --
Ruby の if 文で条件式が「偽」の場合の処理を記述する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。