SQLite入門

SQLite は、軽量で組み込み型のリレーショナルデータベース管理システムです。そのシンプルさと使いやすさから、モバイルアプリ、デスクトップアプリ、IoT デバイス、組み込みシステムなど、さまざまな環境で利用されています。
SQLite の最大の特徴はサーバーレスであることです。 MySQL や PostgreSQL などはサーバー型のデータベースですが、 SQLite は専用のサーバーを必要とせず、データベースを利用するアプリケーションと同じプロセス内でデータを操作できます。また SQLite はデータベース全体を 1 つのファイルで管理します。そのため、バックアップや別の環境への移行も、ファイルをコピーするだけで簡単に行えます。
SQLite は手軽に利用でき、モバイル環境を含む多くのプラットフォームで動作するため、アプリや組み込みシステムを含む、小規模なデータ管理で広く利用されています。
このカテゴリでは SQLite の基本的な使い方から、データ管理、実践的な活用方法まで、初心者にも分かりやすく解説します。
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- データの取得(SELECT文)
- 取得したデータをカラムの値でソート(ORDER BY句)
- 取得するデータの条件を設定(WHERE句)
- 指定した値の範囲と比較(BETWEEN句)
- 指定した値のリストと比較(IN句)
- パターンマッチングで比較(LIKE句)
- パターンマッチングで比較(GLOB句)
- 値がNULLのものを取得(IS NULL句)
- 取得データのカラムに別名を付ける(AS句)
- 重複データを除外して取得(DISTINCT)
- 取得するデータの数と開始位置を指定(LIMIT句, OFFSET句)
- カラムの値に対して四則演算した結果を取得する
- カラムの値に応じて異なる結果を返す条件式の記述(CASE句)
- データをグループ化して合計や平均を計算(GROUP BY句, HAVING句)
- 各項目の現在の設定内容を確認(.showコマンド)
- SELECT文などの出力モードを変更(.modeコマンド)
- SELECT文の結果を表示するときの区切り文字を変更(.separatorコマンド)
- columnモードの時に列毎の横幅を指定する(.widthコマンド)
- SELECT文の結果を表示する時にカラム名をヘッダーとして表示(.headersコマンド)
- CSV形式のデータをファイルからインポート(.importコマンド)
- SELECT文の実行結果などをファイルへ出力する(.outputコマンド)
- データベースをダンプする(.dumpコマンド)
- ダンプをインポートしてデータベースを再構築する(.readコマンド)
- データベースのバックアップとレストア(.backupコマンド / .restoreコマンド)
- 指定したカラムまたはテーブル全体の行数をカウント(count関数)
- 指定したカラムに含まれる値の合計を取得(sum関数, total関数)
- 指定したカラムに含まれる値の平均を取得(avg関数)
- 指定したカラムに含まれる値の最大値と最小値を取得(max関数, min関数)
- 指定したカラムに含まれる値を連結して表示(group_concat関数)
- 日付と時刻を取得する(date関数, time関数, datetime関数, julianday関数, strftime関数)
- 文字列の文字数を取得(length関数)
- 文字列をすべて大文字または小文字に変換(lower関数, upper関数)
- 文字列を別の文字列に置換(replace関数)
- 文字列の中から部分文字列を取得(substr関数)
- 文字列の先頭と最後から空白文字を取り除く(trim関数, rtrim関数, ltrim関数)
- 文字列をシングルクォーテーションで囲った値を取得(quote関数)
- 数値を四捨五入した値を取得する(round関数)
- 数値の絶対値を取得する(abs関数)
- 整数の乱数を生成(random関数)
- BLOB型の値を16進表記に変換(hex関数)
- BLOB型の値の乱数を生成(randomblob関数)
- 指定バイト数分のBLOB型の0x00の値を生成(zeroblob関数)
- 直近に実行されたSQL文により更新/削除/追加された行数を取得(changes関数)
- データベース接続後に実行されたSQL文により更新/削除/追加された行数のトータルを取得(total_changes関数)
- 値がNULLだった場合は指定した別の値を返す(ifnull関数, coalesce関数)
- 指定した値と等しければNULLを返す(nullif関数)
- 最後に追加されたデータのROWIDを取得(last_insert_rowid関数)
- テーブルに格納されている値のデータ型を取得(typeof関数)
- SQLiteのバージョン情報を取得(sqlite_version関数)
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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