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数値の絶対値を取得する(abs関数)
abs 関数を使うと数値の絶対値を取得することができます。ここでは SQLite における abs 関数の使い方について解説します。
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目次
abs関数の使い方
abs 関数は数値の絶対値を取得するために使用します。書式は次の通りです。
abs(数値)
引数に指定した数値の絶対値を取った結果を返します。正の数値はそのまま返し、負の数値は -1 を乗算して正と負の符号を反転させた数値を返します。
abs(0.47); /* 0.47 */ abs(-19); /* 19 */
なお引数に NULL を指定した場合は NULL を返し、数値以外の値(数値に変換できない値)を指定した場合は 0.0 を返します。
abs(NULL); /* NULL */ abs('-18.5'); /* 18.5 */ abs('pen'); /* 0.0 */
引数にカラム名を指定した場合は、カラムに格納されている値に対して絶対値を取得します。
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それでは実際に試してみます。次のようなテーブルを作成しました。
create table test(id, data);
INSERT 文を使って次のようなデータを格納してあります。
insert into test values(1, 18);
insert into test values(2, -7.4);
insert into test values(3, NULL);
insert into test values(4, 'Flower');
insert into test values(5, '-16');
それでは abs 関数を使って data カラム に格納されている値の絶対値を取得してみます。
select id, data, abs(data) from test;
カラムに格納されている値の絶対値を取得することができました。
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abs 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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