カラムの値に対して四則演算した結果を取得する

データを取得したときに取得したカラムの値に対して乗算を行ったり、カラムとカラムの値で加算を行った結果を取得することができます。ここでは SQLite でカラムの値に対して四則演算した結果を取得する方法について解説します。

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カラムに対する四則演算

四則演算に関する演算子は次のものが用意されています。

a + b  aにbを加える
a - b  aからbを引く
a * b  aにbをかける
a / b  aをbで割る
a % b  aをbで割った余り

これらの演算子は SELECT 文の中でどのカラムの値を取得するのかを指定するところで次のように使用することができます。

SELECT カラム名 演算子 値 FROM テーブル名;

例えばデータを取得する時に特定のカラムの値を 3 倍した結果を取得したい場合は次のように記述することができます。

select id, uriage * 3 from report;

この場合は uriage カラムの値に 3 を乗じた値を取得することになります。

またカラムとカラムで四則演算を行った結果を取得することもできます。

select id, tanka * kosuu from report;

この場合は tanka カラムの値と kosuu カラムの値を掛け合わした値を取得することになります。

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それでは実際に試してみます。次のようなテーブルを作成しました。

create table product(name text, num integer, price integer, discount integer);

カラムに対する四則演算(1)

INSERT 文を使ってテーブルにデータをいくつか格納しておきます。

insert into product values('Mouse', 7, 2500, 0);
insert into product values('NotePC', 2, 65000, 12000);
insert into product values('Display', 4, 35000, 0);
insert into product values('Printer', 5, 8000, 2000);
insert into product values('Keyboard', 4, 10000, 0);

カラムに対する四則演算(2)

それでは四則演算を使って price カラムの値から discount カラムの値を減算した結果を取得してみます。

select *, price - discount from product;

カラムに対する四則演算(3)

このようにカラムの値に対して四則演算を行った結果を取得することができます。

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なお先ほどの例のように演算を行った結果を取得すると、その結果のカラム名は price - discount のようになります。

カラムに対する四則演算(4)

演算結果のカラムには AS 句を使って別の名前を付けることができます。( AS 句の詳細は「取得データのカラムに別名を付ける(AS句)」を参照して下さい)。では実際に試してみます。

select *, price - discount as result from product;

カラムに対する四則演算(5)

price - discount となっていた演算結果のカラムの名前を result カラムという指定した名前に変更することができました。

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カラムの値に対して四則演算した結果を取得する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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