固定引数と可変引数の組み合わせ

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可変引数を使ってメソッドを定義した場合、通常の引数(可変引数に対して固定引数と呼ぶこともあります)と組み合わせることが可能です。

例えば次のように使用します。

public static void main(String args[]){
  disp("[", "]", 10, 7, 8);
}

private static void disp(String sb, String sa, int... num){
  for (int i = 0; i < nums.length; i++){
    System.out.println(sb + num[i] + sa);
  }
}

この例ではStringクラスの引数を2つとint型の可変長の引数を組み合わせています。

固定引数と可変引数を組み合わせる場合の注意点は、必ず固定引数から記述する必要があることです。可変引数は一つのメソッドで一つしか記述できず、そして最後に記述しなければなりません。

サンプル

では簡単な例で試しておきます。

JSample10_1.java

class JSample10_1{
  public static void main(String args[]){
    disp("[", "]", 10, 7, 8);
    disp("【", "】", 128, 76);
  }

  private static void disp(String sb, String sa, int... num){
    for (int i = 0; i < num.length; i++){
      System.out.println(sb + num[i] + sa);
    }
  }
}

コンパイル後に実行すると次のように表示されます。

p10-1

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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