論理値リテラル
論理値リテラルは 2 つの値しかなく true または false となります。ここでは論理値リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説します。
(Last modified: )
目次
論理値リテラルの表し方
Java で論理値リテラルを表すには true または false と記述します。
true false
ダブルクオーテーションで囲んでしまうと文字列リテラルとなってしまうので注意してください。
"true" "false"
論理値リテラルは直接プログラムの中で記述することはあまりなく、二つの値の大きさを比較したりした場合の結果として true または false を取得するような使い方をします。例えば次のサンプルでは 10 が 7 より大きいかどうかの結果として true が返され、 5 と 4 が等しいかどうかの結果として false が返されます。
System.out.println(10 > 7); # true System.out.println(5 == 4); # false
なお他のプログラミング言語では true と 1 、そして false と 0 が同じ値として扱われるものもありますが、 Java では true や false は 1 や 0 とデータ型が異なりまったく別のものとなります。
それでは簡単なサンプルプログラムを作って試してみます。テキストエディタで次のように記述したあと、 JSample10-1.java という名前で保存します。
class JSample10_1{ public static void main(String[] args){ System.out.println(10 > 7); System.out.println(5 == 4); } }
コンパイルを行います。
javac -encoding UTF-8 JSample10_1.java
その後で、次のように実行してください。
java JSample10_1
二つの値を大きいかどうか、また等しいかどうかを比較し、結果として true または false の論理値リテラルを取得し画面に出力しています。(今回のサンプルで使用している演算子については、別のページで詳しく解説します)。
-- --
論理値リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。