文字列の最後に別の文字列を連結する

String クラスで用意されている concat メソッドは対象の文字列の最後に引数で指定した文字列を連結した新しい文字列を返します。ここでは Java で文字列の最後に別の文字列を連結する方法について解説します。

(Last modified: 2023年01月30日)

String.concatメソッドの使い方

文字列の最後に別の文字列を連結するには String クラスの concat メソッドを使います。書式は次のとおりです。

パラメータ:
str - このStringの最後に連結されるString

戻り値:
このオブジェクトの文字列の後に文字列引数で表される文字を連結したものを表す文字列。

対象の文字列の最後に引数で指定した文字列を連結した新しい文字列を戻り値として返します。

次のサンプルを見てください。

String str1 = "東京都";
String str2 = "港区";

System.out.println(str.concat(str2));  // 東京都港区

2 つの文字列が連結した新しい文字列を取得し画面に表示しました。

+演算子を使った文字列の連結

+ 演算子は数値と数値の加算を行う演算子ですが、対象の値がどちらも文字列だった場合には文字列と文字列を連結した新しい文字列を返します。次のサンプルを見てください。

String str1 = "東京都";
String str2 = "港区";

System.out.println(str1 + str2);  // 東京都港区

2 つの文字列を連結した新しい文字列を取得し画面に表示しました。 String.concat メソッドと同じような使い方ができます。

それでは簡単なサンプルプログラムを作って試してみます。テキストエディタで次のように記述したあと、 JSample15-1.java という名前で保存します。

class JSample15_1{
  public static void main(String[] args){
    String str = "東京都";

    System.out.println(str.concat("港区赤坂"));
    System.out.println(str + "港区赤坂");
  }
}

コンパイルを行います。

その後で、次のように実行してください。

String.concat メソッドおよび + 演算子を使ってそれぞれ対象の文字列の最後に引数で指定した文字列を連結した新しい文字列を取得して画面に表示しました。

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Java で文字列の最後に別の文字列を連結する方法について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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