コンボボックスの初期データをVectorクラスを使って設定する
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コンボボックスに表示される初期データをVectorクラスを使って設定する方法を確認します。次のコンストラクタを使用します。
public JComboBox(Vector<?> items)
指定された Vector に要素を格納する JComboBox を生成します。デフォルトで は、ベクターの最初の項目と、それに伴うデータモデルが選択されます。 パラメータ: items - コンボボックスに挿入するベクターの配列
引数にはコンボボックスに表示したいノードを表すVectorクラスのオブジェクトを指定します。Vectorクラスの型は通常はString型を指定します。
実際の使い方は次のようになります。
Vector<String> combodata = new Vector<String>(); combodata.add("Swing"); combodata.add("Java2D"); combodata.add("Java3D"); combodata.add("JavaMail"); JComboBox combo = new JComboBox(combodata);
サンプルプログラム
では簡単なサンプルを作成して試してみます。
import javax.swing.*; import java.awt.BorderLayout; import java.util.Vector; public class JComboBoxTest3 extends JFrame{ public static void main(String[] args){ JComboBoxTest3 frame = new JComboBoxTest3(); frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE); frame.setBounds(10, 10, 300, 200); frame.setTitle("タイトル"); frame.setVisible(true); } JComboBoxTest3(){ Vector<String> combodata = new Vector<String>(); combodata.add("Swing"); combodata.add("Java2D"); combodata.add("Java3D"); combodata.add("JavaMail"); JComboBox combo = new JComboBox(combodata); JPanel p = new JPanel(); p.add(combo); getContentPane().add(p, BorderLayout.CENTER); } }
上記をコンパイルした後で実行すると次のように表示されます。
Vectorに最初に追加したデータがデフォルトで選択されています。コンボボックスをクリックすると初期データとして設定したデータ一覧が表示されます。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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